「以前より怒りっぽくなった」
「急に無関心・無気力になった」
「別人のように感じることがある」
このように、性格が変わったように感じる変化は、単なる気分や年齢の問題と思われがちですが、病気が関係している場合もあります。
今回は、
・性格が変わったように見える主な原因
・病気が疑われるケース
・脳神経外科を受診する目安
について、わかりやすく解説します。
性格が変わったように感じる主な原因
① ストレスや環境の変化
仕事や家庭での強いストレス・生活環境の変化・睡眠不足や疲労の蓄積などが続くと、
・イライラしやすくなる
・落ち込みやすくなる
・集中力が低下する
といった変化が起こり、性格が変わったように見えることがあります。
② 加齢による変化
年齢とともに、感情のコントロールが難しくなる・頑固になる・新しいことに消極的になるといった変化が見られることがあります。
ただし、急激な変化や日常生活に支障が出る場合は注意が必要です。
③ うつ状態・精神的な不調
無気力・興味や関心の低下・表情が乏しくなるなどは、性格の変化ではなく、心の不調が原因であることもあります。
「性格が暗くなった」「反応が鈍くなった」と感じる場合、背景にうつ状態が隠れていることもあります。
病気が原因で性格が変わることもあります
① 認知症・軽度認知障害(MCI)
認知症の初期症状として、怒りっぽくなる・疑い深くなる・周囲への配慮がなくなるといった性格や行動の変化が現れることがあります。
特に、もの忘れを伴う・同じことを繰り返す・判断力が低下している場合は注意が必要です。
② 脳の病気(脳腫瘍・脳血管障害など)
脳の前頭葉などが影響を受けると、感情の抑制が効かなくなる・社会的な行動が変化する・無関心・無気力になるといった症状が出ることがあります。
頭痛、めまい、ろれつが回らないなどの症状を伴う場合は、早急な受診が必要です。
③ 薬の影響・身体の病気
睡眠薬・抗不安薬・一部の内科薬などの影響で、性格が変わったように感じることもあります。
また、甲状腺の病気・貧血・感染症など、身体の病気が原因となることもあります。
受診をおすすめする性格変化のサイン
次のような変化が見られる場合は、医療機関への相談をおすすめします。
・短期間で性格が大きく変わった
・家族や周囲が違和感を覚えている
・もの忘れや判断力低下を伴う
・日常生活や人間関係に支障が出ている
・頭痛・めまい・しびれなどの症状がある
特に、本人よりも家族が先に気づくケースも少なくありません。
性格の変化は何科を受診すればいい?
原因がはっきりしない場合は、まずは脳神経外科やもの忘れ外来への相談がおすすめです。
脳神経外科では、脳の状態の確認・認知機能の評価・必要に応じた検査を行い、原因を見極めます。
まとめ|「性格が変わったかも」と感じたら早めの相談を
性格の変化は、ストレスや加齢によるもの・心の不調・認知症や脳の病気など、さまざまな原因が考えられます。
「年のせい」「気のせい」と決めつけず、気になる変化があれば早めに専門医に相談することが安心につながります。
当院では、性格変化やもの忘れに関するご相談、検査にも対応しています。
どうぞお気軽にご相談ください。
ハートクリニック南山口
院長 松村孝司
TEL083-988-3333