「受傷後・手術後のリハビリテーション」
疾患別のクリニカルパスに沿って質の高いリハビリを提供します。
廃用症候群リハビリテーションとは?
長期間の安静や活動量の低下により、筋力・体力・関節可動域・心肺機能などが低下してしまう状態を「廃用症候群」といいます。入院やケガ、加齢による体力低下、慢性的な痛みなど、さまざまなきっかけで起こり得ます。日常生活動作(ADL)の低下や転倒リスクの増加にもつながるため、早期の対策が大切です。
当院では、患者さま一人ひとりの状態に合わせた廃用症候群リハビリテーションを提供し、機能回復・体力向上・生活の質(QOL)の改善を目指します。
廃用症候群リハビリテーションの特徴
1. 個別評価に基づくオーダーメイドプログラム
理学療法士が筋力・関節可動域・歩行能力・バランス能力などを丁寧に評価し、患者さまの症状に合わせた最適なメニューを作成します。
2. 筋力・体力の回復を図る運動療法
軽度のトレーニングから始め、安全に無理なく筋力や持久力を取り戻せるようサポートします。
3. 関節拘縮の予防・改善
ストレッチや可動域訓練を組み合わせ、硬くなりやすい関節の動きを改善することで、日常動作のしやすさを高めます。
4. 日常生活動作(ADL)の向上
起き上がり・立ち上がり・歩行・階段昇降など、生活に直結する動作の練習に重点的に取り組みます。
5. 転倒予防へのアプローチ
バランス訓練や歩行練習を通して、転倒リスクを減らし、安全で自立した生活をサポートします。
≪対応となる方≫
- 入院やケガ後の体力低下が気になる方
- 最近、外出の機会が減って動きにくさを感じる方
- 筋力低下や歩行の不安定さが気になる方
- 慢性疾患や加齢による体力低下で生活動作が困難になってきた方
少しでも「以前より体力が落ちた」「動きづらくなった」と感じる場合は、早めのリハビリが効果的です。
標準的な廃用症候群リハビリテーションの流れ
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受診・ご相談
まずは当院を受診し、現在の症状やお悩み、生活状況などを伺います。
「最近動きづらい」「体力が落ちた気がする」など、気になることがあればお気軽にご相談ください。 -
医師の診察・評価
医師が全身状態や既往歴を確認し、廃用症候群の有無やリハビリの必要性を判断します。
必要に応じて、血液検査・画像検査なども実施します。 -
リハビリテーションの予約
診察後、リハビリテーションが必要と判断された方には、理学療法士によるリハビリの予約をお取りします。
ご希望の曜日・時間帯にもできる限り対応いたします。 -
理学療法士による初回評価
初回リハビリでは、
・筋力・関節の動き・バランス能力・歩行状態・日常生活動作(ADL)の状況
などを細かく評価し、現状を明確にします。 -
個別プログラムの作成
評価結果をもとに、患者さま一人ひとりに合わせたリハビリプログラムを作成します。
無理のない範囲から開始し、段階的に進めていきます。 -
リハビリテーション開始
筋力訓練、可動域訓練、バランス訓練、歩行練習などを中心に、生活動作の改善を目指して取り組みます。
日常生活での注意点や自宅で取り組める簡単な運動方法もお伝えします。 -
定期的な評価とプログラム調整
リハビリの進み具合を確認しながら、必要に応じてプログラムを見直します。
「できること」が増えるよう、継続してサポートします。
廃用症候群リハビリテーションの効果
廃用症候群は、適切なリハビリテーションを行うことで、機能の回復や生活の質(QOL)の改善が期待できます。
当院では、以下のような効果を目指してリハビリを実施しています。
1. 筋力・体力の回復
動かしていない関節は硬くなりやすく、動作に痛みが出ることもあります。
リハビリにより関節の柔軟性を高め、可動域を改善します。
2. 関節拘縮の予防と改善
軽度のトレーニングから始め、安全に無理なく筋力や持久力を取り戻せるようサポートします。
3. 歩行能力の向上
歩行練習やバランス訓練を行うことで、ふらつきの軽減や歩幅の改善が期待できます。
転倒のリスク低減にもつながります。
4. 日常生活動作(ADL)の改善
立ち上がり・移動・階段昇降など、生活動作がしやすくなり、
「自分でできること」が増えて生活の自立度が高まります。
5. 心肺機能の向上
適度な運動負荷を取り入れることで心肺機能が改善し、
少し動いただけで息切れする、という症状の軽減が期待できます。
6. 疲労感・倦怠感の軽減
身体機能が回復することで、「体が重い」「疲れやすい」といった感覚が和らぎ、
日常生活に活力が戻ってきます。
7. 心理面の改善
身体が動きやすくなることで気持ちにも前向きさが生まれ、
活動への意欲の向上や生活への満足度アップにつながります。
廃用症候群は、早い段階でリハビリを開始するほど回復がスムーズになります。
「最近動きにくい」「体力が落ちた気がする」と感じたら、早めにご相談ください。



