「運動が認知症予防にいいと聞いたけど本当?」
「どんな運動をすればいいの?」
「今から始めても意味はある?」
認知症予防に関心を持つ方が増える中で、「運動と脳の健康」は非常に注目されているテーマです。
結論から言うと、運動は認知症予防に良い影響があると考えられています。
今回は、
・なぜ運動が認知症予防につながるのか
・どんな運動が効果的なのか
・医療機関に相談すべきタイミング
について、脳神経外科の視点から解説します。
運動が認知症予防に良いとされる理由
① 脳の血流が良くなる
運動をすると、心拍数が上がり、脳への血流が増加します。
脳は大量の酸素と栄養を必要とする臓器のため、血流が良い状態を保つことはとても重要です。
脳の血流が改善すると、
・記憶
・判断力
・集中力
といった認知機能の維持につながると考えられています。
② 生活習慣病の予防につながる
高血圧・糖尿病・脂質異常症などの生活習慣病は、認知症のリスクを高める要因です。
運動習慣は、
・血圧の安定
・血糖値の改善
・動脈硬化の予防
に役立ち、結果として認知症予防にもつながるとされています。
③ ストレス軽減・睡眠の質向上
適度な運動は、
・ストレスを和らげる
・睡眠の質を改善する
といった効果も期待できます。ストレスや睡眠不足は、記憶力や注意力の低下を招くため、心と体の両面から脳を守ることが大切です。
認知症予防におすすめされる運動とは?
ウォーキングなどの有酸素運動
最も取り組みやすいのが、ウォーキングです。
・息が少し弾む程度
・1回20~30分
・週に数回
を目安に、無理のない範囲で続けることが大切です。
軽い筋力トレーニング
下半身を中心とした筋力トレーニングは、
・転倒予防
・日常生活動作の維持
にも役立ちます。筋力低下を防ぐことは、外出機会の維持 → 脳への刺激にもつながります。
「頭を使いながら体を動かす」運動
・会話をしながら歩く
・音楽に合わせて体操する
・簡単な体操を覚えて行う
など、脳と体を同時に使う運動は、より効果的とされています。
運動だけで認知症は防げる?
大切なのは、運動だけに頼らないことです。認知症予防には、
・運動
・食生活
・社会的な交流
・脳への刺激
・病気の早期発見
などを総合的に考えることが重要です。また、
・もの忘れが増えた
・家族から指摘されるようになった
といった場合は、予防だけでなく「早期評価」も大切になります。
運動していても受診したほうがよいサイン
次のような変化がある場合は、医療機関への相談をおすすめします。
・物忘れが進んできたと感じる
・同じことを何度も聞く
・日付や予定をよく間違える
・判断力が落ちた気がする
・家族が異変を感じている
脳神経外科・もの忘れ外来では、
・認知機能の評価
・脳の検査
・必要に応じた治療・生活指導
を行うことができます。
まとめ|運動は認知症予防の大切な一歩です
運動は、
・脳の血流改善
・生活習慣病の予防
・心身の健康維持
を通じて、認知症予防に良い影響が期待できます。ただし、「運動しているから大丈夫」と安心しすぎず、気になる変化があれば早めに専門医へ相談することが、将来の安心につながります。
当院では、認知症予防のご相談や、もの忘れの検査にも対応しています。
どうぞお気軽にご相談ください。
ハートクリニック南山口
院長 松村孝司
TEL083-988-3333



